婚約指輪を買いに行くと、ダイヤのサイズを示すカラットという単位に出くわします。
女性は良く知っていますが、男性は初めて聞く方も多いはず。
ここではそのカラットについて説明します。
カラットは、ダイヤの重さを示す単位であり、ctまたはcarと表記されます。
カラットというと、金やプラチナの含有量を割合で示す18Kや24KのKもカラットといって、カタカナにしてしまうと同じになってしまいますが、caratはサファイヤやルビー、ダイヤなどの宝石の重さにだけ使われる、全く別の単位です。
真珠の重さを計る時だけ匁(もんめ)という単位が使われるのと同じで、高価な宝石を計る時にだけ出て来る単位です。
1カラットは200ミリグラム(0.2グラム)で、1カラット=200ミリグラムあるダイヤはとても珍しく、カラットダイヤモンドと呼ばれます。
婚約指輪には0.2から0.3カラットくらいのダイヤモンドが選ばれるようで、0.3カラット以上になるとかなり大きい方です。
ダイヤモンドはカットの仕方や台によってもサイズの見栄えが違いますし、ルース(台についていない裸石)では小さく見えます。カラットの他にカラー、クラリティ、カットを合わせた四つのCで評価されるものですから、カラットだけにこだわると失敗します。
大きな物、高い物を買えば満足、という考え方もありますが、デザインや値段、使いやすさやお互いの経済状況も考慮に入れて、二人で選んだものが、一番思い出に残る物になります。